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ゾビラックスはウイルスに感染した時の治療に使用できる飲み薬です

2020年04月10日
多様な薬と瓶

性器または口唇ヘルペスは皮膚の表面に発症する病気ですが、ゾビラックスは外用薬(軟膏タイプ)と内服薬(飲み薬)が販売されています。口や性器の内側の粘膜にヘルペスが発症した場合は外用薬を塗布することができませんが、錠剤(飲み薬)を服用すれば軟膏を塗ることができない場合でも治療をすることができます。

初めて単純ヘルペスウイルスに感染した場合は、体がウイルスに対する抗体を持っていないので重い症状が出ます。人によっては皮膚にできる水疱や潰瘍だけではなく、感染後に発熱・リンパ腺の腫れ・倦怠感・頭痛・吐き気などの症状が出るケースがあります。何度か再発を繰り返すと抗体が生成されるので症状が軽くなりますが、発症してしまうと数週間にわたりチクチクした強い痛みの症状が続きます。錠剤タイプのゾビラックスを服用すれば、ウイルスに感染した際に発症する発熱や頭痛などの全身症状を緩和させることができます。これに対して軟膏タイプのゾビラックスは塗布した部分にしか効果を発揮しないので、発熱などの全身症状を治療することはできません。

この治療薬の有効成分のアシクロビルは抗ウイルス薬で、細菌感染症の治療に用いられる抗菌薬(抗生物質)とは異なります。このため、ゾビラックスはウイルスに感染した場合にのみ病原体の増殖を抑える働きがあります。ゾビラックスの有効成分は抗菌作用を持たないので、細菌感染症に対しては治療効果がありません。

アシクロビルは、単純ヘルペスウイルスと帯状疱疹ウイルスの増殖を阻止する働きがあります。このため、ヘルペスと水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹に対して治療効果を発揮します。他の種類のウイルスは構造が異なるので、ゾビラックスを服用しても病原体の増殖を抑えることができません。アシクロビル(ゾビラックス)は、ヘルペス・水痘・帯状疱疹のための治療薬です。

抗生物質を服用すると腸内細菌のバランスが崩れるので、下痢などの副作用が出やすくなります。これに対してゾビラックスの有効成分は抗菌効果を持たないので、薬を飲んでも腸内細菌のバランスが崩れることがありません。ゾビラックスの有効成分は腸内の善玉菌を殺傷することがないため、抗菌薬(抗生物質)と比べて下痢や腹痛などの消化器系の副作用が出にくいという特徴があります。体質によってはアレルギー反応などの副作用が出る恐れがありますが、アシクロビルは抗菌薬よりも副作用が少なくて安全性が高いといえます。